離婚

離婚物語【第10話】-バカバカしい-

こんにちは。
モラハラ妻と離婚裁判中の俺です。

離婚までの経緯をノンフィクションで綴っています。
同じように悩んでいる誰かのためになれば嬉しいです。

第9話はこちらです。

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【第10話】

-バカバカしい-

バイトなんか辞めてやる!!


俺がアルバイトを始めて2年が経とうとしていた。
2年も・・・よくやったものだ。
自分で自分を褒めたい。

本職も休まず、アルバイトも休まず2年間働いた。
無遅刻無欠勤。
半ば根性で行っていたかもしれない。

この時のアルバイト収入は、1ヶ月に5万円前後だった。
本職の給料手取り額は30万円だった。
合計で35万円
モラ子はこの金額でギリギリの生活だと言っていた。

いつも『お金がない』と言うだけで、自分が何とかしようという気はさらさらなかった。
なくなれば誰かに出して貰えばいい。
俺にアルバイトでもさせていればいいという感じだった。

一体いくらあれば満足するんだ??
今流行りの「あたおか(注※あたまがおかしい)か??

満足するにせよ、しないにせよ、俺の体は限界が来ていた。
このままだと自分が潰れてしまう。
こんなことで自分を潰すなんてバカバカしい。
そう思ってアルバイトを辞めることにした。
モラ子には内緒で。

俺
店長、今週でアルバイトを辞めさせてください
店長
店長
辞めるのですか・・この店のためによくやってくれてたのに惜しいですね。何かありましたか?
俺
それがですね、会社にアルバイトをしていることがバレまして・・・
店長
店長
そうでしたか。仕方ないですね
俺
ご迷惑をおかけします

勿論アルバイトが会社にバレたというのは作り話だ。
この生活から抜け出したかった。
ただそれだけだった。

収入が減る心配しかしないモラ子

最後のアルバイトも終わり家に帰った。
帰った時にはまだ誰も起きていなかった。

いつものようにコーヒーを淹れパンを焼いて食べた。
食べながら2年間アルバイトしてきたことを思い出した。

毎週よく行ってたな。
しかも盆、正月関係なく。
世間でいう盆正月休みもなかったし、正月は元旦から働いていたなぁ・・・。

眠気がひどい日もあったし、本業で寝そうなときもあった。
我慢の連続だったなぁ・・・と思っていると、モラ子が起きてきた。

呑気でいいよな。
ぐっすり寝て適当な時間に起きてきて。
体のどのあたりが調子悪いんだ??と思いながらモラ子に話しかけた。

俺
今日でアルバイト辞めてきたから
モラ子
モラ子
えっ?辞めたの?
俺
辞めたよ。体が持たないし疲れた
モラ子
モラ子
じゃあこれからどうするの?
俺
今の給料でやってくれる?
モラ子
モラ子
それだったら毎月足が出る
俺
悪いけどもうアルバイトしないから
モラ子
モラ子
私に働けっていう事?
俺
まあ、そういう事になる
モラ子
モラ子
体の調子が完全じゃないのに、分かってくれないんだね

どう分かれと言うんだ??じゃどういう風に完全じゃないのか教えてほしいもんだ。

俺
俺の体も無理なんだよ。俺の事を何だと思っているの?
モラ子
モラ子
困る。収入が減ると

・・・収入、収入って金がそんなに大事かよ。バカらしくて話す気すらなくなった。

俺
寝てないから寝る
モラ子
モラ子
・・・・

金、金って金の事しか頭にないのかよ・・・人の顔を見たら金って。
頭にくる。
結局お金の事だけで、俺の体の心配なんて全然じゃないか。

離婚方法について考える日々


これでも夫婦・・・紙切れ1枚の効力はすごい・・・。
再び離婚について考えた。
協議離婚が最もコストもかからないし誰の手も煩わせない。
これで離婚できるなら、一番良いやり方かな。

でも待てよ・・・モラ子と協議したところで、費用の話になると折り合いが付かず話にならないだろうな。
じゃあどうする?

調停離婚ってあったけど内容がよくわからないし・・・一度調べてみよう。
そう思いながら眠りについた。